Top > レグルス・コルニアス


細身の体つきに、長くも短くもなければ奇天烈に整えられたわけでもない白髪。黒を基調とした服装は特別華美でも貧相でもなく、面貌も目を引く特徴はない。いたって平凡で、どこにでもいそうでどこにでも溶け込めそうで、街中で見かければほんの十数秒で記憶から消えてしまいそうな、そんな凡庸な見た目の男。
多弁かつ饒舌で、呼び名に反して自らを無欲と称し、事あるごとにもっともらしい一般論(?)をくどくどと語る。が、実際は自分の我が儘を他者に押し付けてたり、正当化しているだけという身勝手な人物。加えて相手の言動が自分の意に沿わぬものであった場合、無茶苦茶な難癖を付けた上で「権利を侵害された」として激昂する駄々っ子。
「僕の意見を無視するってことだ。僕の権利を侵害するってことだ。僕の僕に許されたちっぽけな僕という自我を、私財を、僕から奪おうってことだ。――それは、いかに無欲な僕でも許せないなぁ。」


ホーム リロード   新規 下位ページ作成 コピー 編集 添付 一覧 最終更新 差分 バックアップ 検索   凍結 名前変更     最終更新のRSS