デュラチャ中学数学 のバックアップソース(No.9)
中学生のデュラチャ民をお助けします。
2019年に完成予定です。
あなたは、&color(red){&counter(total);};番目のお客様です。
今日は、&color(red){&counter(today);};人のお客様が訪問しました。
昨日は、&color(red){&counter(yesterday);};人のお客様が訪問しました。
RIGHT:作成者 [[アド★彡]]
&br;
*目次[#l4ca97a5]
&br;
[[正負の数>#me677219]]
&br;
[[展開>#s0591411]]
&br;
[[因数分解>#b69ede33]]
&br;
[[平方根>#s3704e61]]
&br;
[[2次方程式>#xab6bb5d]]
&br;
[[コメント欄>#rb63a000]]
&br;
*正負の数 [#me677219]
&br;
0より大きい数字を&color(red){正の数};といい、
0より小さい数字を&color(red){負の数};という。
5や2.4といった数字は正の数であるが、
これらの数字の直前には&color(red){+(プラス)};という
記号が省略されていて、これを&color(red){正の符号};という。
(例:5=+5 , 2.4=+2.4)
Aを正の数としたとき、0よりA小さい数字を 
&color(red){- (マイナス)};という記号を用いて
&color(red){-a};と表し、この記号を&color(red){負の符号};という。
(例:0より3小さい数字は-3)
&br;
【例題1】 0より8大きい数字を符号を用いて表せ。
 解説:+8 (8の直前には+が省略されている)
&br; 数直線において、0からの距離を&color(red){絶対値};という。
3は0より3大きい数字なので絶対値は3であり、
&color(black){-};3も0より3小さい数字なので絶対値は3となる。
&br;
【例題2】 絶対値が6になる数字を答えよ。
 解説:6と-6 (どちらも0から6だけ離れている)
&br;
一般に、数直線の右側にある数字ほど&color(red){大きくなる};。
&br;
【例題3】 -5と-7の大小関係を不等号で表せ。
 解説:-5>-7 (-5の方が右側にある)
&br;
正負の計算には次のようなルールがある。
&color(red){+,-,×,÷は連続してはいけない。};
4に-1を足すときは4+-1ではなく、( )を
補って4+(-1)と表さなければならない。
引く、かける、割るときも同様である。
正負の四則演算は次のように決める。
計算に関わる&color(red){-};の個数が&color(red){奇数};のときは計算結果に
&color(red){-};がつき、&color(red){偶数};のときは計算結果に&color(red){+};がつく。
最終的な計算は&color(red){数直線};で考えると良い。
&color(red){( )}; → &color(red){{ }}; → &color(red){[ ]}; → &color(red){×,÷}; → &color(red){+,-};
の順に計算する必要があるので気を付ける。
なお、aとbは0以上の数字とし、
割り算においてはb≠0とする。
&br;
&color(red){a+(-b)=a-b};
&color(red){a-(-b)=a+b};
&color(red){(-a)+(-b)=-a-b};
&color(red){(-a)-(-b)=-a+b};
&color(red){a×(-b)=-(a×b)};
&color(red){(-a)×b=-(a×b)};
&color(red){(-a)×(-b)=a×b};
&color(red){a÷(-b)=-(a÷b)};
&color(red){(-a)÷b=-(a÷b)};
&color(red){(-a)÷(-b)=a÷b};
※計算に関わる部分の-の個数を数える。
たとえば、(-a)+(-b)では-が2個あるが
計算に関わるのは+とその右側の-であり、
&color(black){-};は1個となるので-a-bとなる。
&br;
【例題4】 7+(-3)×{-6-(-4)} を計算せよ。
 解説:7+(-3)×{-6-(-4)}=7+(-3)×(-6+4)
 =7+(-3)×(-2)=7+3×2=7+6=13
&br;
足し算とかけ算においては次の等式が成り立つ。
&br;
&color(red){A+B=B+A};
&color(red){A+(B+C)=(A+B)+C};
&color(red){A×B=B×A};
&color(red){A×(B×C)=(A×B)×C };
&br;
【例題5】 (-82)+100 を計算せよ。
 解説:(-82)+100=100+(-82)=100-82=18
&br;
これまでは、分数において分子が分母よりも
大きくなる場合は帯分数(1と3分の2など)に
直していたが、今後は&color(red){仮分数};(3分の5など)で良い。
&br;
【例題6】 -(2/3)÷(5/9) を計算せよ。
 解説:-(2/3)÷(5/9)=-{(3/2)÷(5/9)}
 =-{(2/3)×(9/5)}=-(6/5)
&br;
同じ数字をかけ合わせものをその数字の&color(red){累乗};という。
たとえば、4×4は4²と表して&color(red){4の2乗};と読み、
右肩の数字を&color(red){指数};という。(ここでは2が指数)
逆に、4²は4×4のことであり、計算すると16になる。
負の数の累乗を表現するときは(-4)²のように
&color(red){( )};で挟む。-4²と表現した場合は-4ではなく
4をかけ合わせることになり、計算すると-16になる。
指数はその直前の数字にしか効果がない。
&br;
【例題7】 (-2)⁴÷(-2²)を計算せよ。
 解説:(-2)⁴÷(-2²)
 =(-2)×(-2)×(-2)×(-2)÷{-(2×2)}
 =16÷(-4)=-4
&br;
【例題8】 2+3²を計算せよ。
 解説:2+3²=2+3×3=2+9=11
※指数はその直前の数字にしか効果がない。
よって、2+3²=(2+3)²とはならない。
&br;
作成日:2020年3月28日
更新日:2020年3月28日
&br;
*文字式 [#k965aa68]
&br;
文字を用いた式のことを&color(red){文字式};といい、
乗法、除法の計算結果をそれぞれ&color(red){積、商};という。
※足し算を加法、引き算を減法といい、
かけ算を乗法、割り算を除法という。
&br;
&color(red){文字を用いた積の表し方};
[1] 数字と文字の積では数字を先に書く。
[2] 文字同士の積ではアルファベット順に書く。
(敢えてアルファベット順にしないこともある)
[3] 文字を含む乗法では&color(red){×を省略};する。
[4] 1と文字の積、-1と文字の積では1を省略する。
[5] 同じ文字の積は指数を用いて表す。
&br;
&color(red){文字を用いた商の表し方};
[1] 文字を含む除法では&color(red){÷};を用いずに&color(red){分数};で表す。
[2] 文字式に限らず、分母や分子に&color(red){負の符号};が
あるときは&color(red){その-を分数の左側に移動};させる。
&br;
【例題1】 次の積を文字式の表し方に従って表せ。
(1) x×3
(2) y×z×x
(3) a×1
(4) b×(-1)
(5) b×a×b×(-2)
(6) a÷(-3)
 解説:(1) x×3=3×x=3x , (2) y×z×x=x×y×z=xyz
 (3) a×1=1×a=1a=a , (4) b×(-1)=(-1)×b=-1b=-b
 (5) b×a×b×(-2)=(-2)×a×b×b=-2ab²
 (6) a÷(-3)=a×{1/(-3)}=a×{-(1/3)}=-(1/3)a
 (a÷(-3)=a/(-3)=-(a/3)としても良い)
&br;
いろいろな数量を文字式で表してみよう。
&br;
【例題2】 200円の商品をx個と300円の
商品をy個買ったときの値段を求めよ。
 解説:200×x+300×y=200x+300y
 よって、値段は(200x+300y)円。
&br;
円周率3.141592・・・を&color(red){π};と表し、&color(red){パイ};と読む。
πは特殊な文字であり、&color(red){文字の前、数字の後ろ};に書く。
特殊とはいえ、πは文字であるから&color(red){×は省略};する。
&br;
【例題3】 半径 r cmの円について考える。
円周の長さおよび面積を求めよ。(円周率π)
 解説:円周の長さはr×2×π=2πr[cm]
 面積はr×r×π=π×r×r=πr²[cm²]
※1=1cmは成り立たないので、[ ]の中に単位を
補足した。2πr[cm]という式があるわけではない。
答えるときは2πr cm  , πr² cm²などと書く。
&br;
To Be Continued ・・・
&br;
*展開 [#s0591411]
&br;
単項式と多項式の積,または多項式同士の積を
1つの多項式で表すことを&color(red){展開する};という。
※+や-の演算記号を含まない式を単項式といい,
単項式の和で表される式を多項式という。
たとえば、例題1においては3が単項式であり,
x-2が多項式である。(x-2=x+(-2)と表せ,
xと-2は単項式であるからx-2は多項式)
&br;
【例題1】 3(x-2) を展開せよ。
 解説:分配法則a(b-c)=ab-acより,3(x-2)=3x-6
&br;
次に多項式同士の積について考えてみよう。
(a+b)(c+d)を展開するにはa+b=eとおけば良い。
&br;
(a+b)(c+d)
=e(c+d)
=ec+ed
=(a+b)c+(a+b)d
=ac+bc+ad+bd
=ac+ad+bc+bd
&br;
これを利用すれば様々な展開の公式が導ける。
&br;
(x+a)(x+b)
=x²+bx+ax+ab
=x²+(a+b)x+ab
&br;
(x+a)²
=(x+a)(x+a)
=x²+ax+ax+a²
=x²+2ax+a²
&br;
(x-a)²
=(x-a)(x-a)
=x²-ax-ax+a²
=x²-2ax+a²
&br;
(x+a)(x-a)
=x²-ax+ax-a²
=x²-a²
&br;
展開の公式:
&color(red){(x+a)(x+b)=x²+(a+b)x+ab};
&color(red){(x+a)²=x²+2ax+a²};
&color(red){(x-a)²=x²-2ax+a²};
&color(red){(x+a)(x-a)=x²-a²};
&br;
【例題2】 4(x+1)(x-2) を展開せよ。
 解説:4(x+1)(x-2)=4(x²-2x+x-2)
 =4(x²-x-2)=4x²-4x-8
&br;
【例題3】 (x+6)² を展開せよ。
 解説:(x+6)²=x²+2×6×x+6²=x²+12x+36
&br;
【例題4】 2(x-3)² を展開せよ。
 解説:2(x-3)²=2(x²-2×3×x+3²)
 =2(x²-6x+9)=2x²-12x+18
&br;
【例題5】 (x+7)(x-7) を展開せよ。
 解説:(x+7)(x-7)=x²-7²=x²-49
&br;
【例題6】 (3x-4)(5x+3) を展開せよ。
 解説:(3x-4)(5x+3)=15x²+9x-20x-12=15x²-11x-12
&br;
共通部分をまとめたり,項の順序を入れ替えたり
することで簡単に展開できる場合がある。
&br;
【例題6】 (x+y-2)(x+y+5) を展開せよ。
 解説:(x+y-2)(x+y+5)={(x+y)-2}{(x+y)+5}
 =(x+y)²+5(x+y)-2(x+y)-10=(x+y)²+3(x+y)-10
 =x²+2xy+y²+3x+3y-10
&br;
【例題7】 (x+4)²(x-4)² を展開せよ。
 解説:(x+4)²(x-4)²=(x+4)(x+4)(x-4)(x-4)
 ={(x+4)(x-4)}²=(x²-4²)²=(x²-16)²
 =(x²)²-2×16×x²+16²=x⁴-32x²+256
&br;
【例題8】 (a²+ab+b²)(a²-ab+b²) を展開せよ。
 解説: (a²+ab+b²)(a²-ab+b²)
 =(a²+b²+ab)(a²+b²-ab)
 ={(a²+b²)+ab}{(a²+b²)-ab}
 =(a²+b²)²-(ab)²
 =(a²)²+2a²b²+(b²)²-a²b²
 =a⁴+2a²b²+b⁴-a²b²=a⁴+a²b²+b⁴
&br;
作成日:2018年8月14日
最終更新日:2019年8月14日
&br;
*因数分解 [#b69ede33]
&br;
ある多項式を単項式と多項式,
または多項式同士の積で表すことを
&color(red){因数分解する};という。また,ある多項式の
各項に共通に含まれる整数や文字のことを
共通因数といい,共通因数を前に出すことを
&color(red){共通因数でくくる};という。一般に,共通因数で
くくることで因数分解することができる。
&br;
【例題1】 9a²x+3ax²-6ax を因数分解せよ。
 解説:9a²x+3ax²-6ax=3ax(3a+x-2)
&br;
共通因数が見当たらない場合は,
展開の公式の両辺を入れ替えた
式を利用することで因数分解できる。
&br;
因数分解の公式:
&color(red){x²+(a+b)x+ab=(x+a)(x+b)};
&color(red){x²+2ax+a²=(x+a)²};
&color(red){x²-2ax+a²=(x-a)²};
&color(red){x²-a²=(x+a)(x-a)};
&br;
【例題2】 3x²-6x-45 を因数分解せよ。
 解説:3x²-6x-45=3(x²-2x-15)
 足して-2,かけて-15になる2数は
 3と-5より,3x²-6x-45=3(x+3)(x-5)
&br;
【例題3】 x²+10x+25 を因数分解せよ。
 解説:x²+10x+25=x²+2×5×x+5²=(x+5)²
※例題2と同様のやり方でも因数分解できる。
&br;
【例題4】 9x²-24ax+16a² を因数分解せよ。
 解説:9x²-24ax+16a²
 =(3x)²-2×4a×3x+(4a)²=(3x-4a)²
&br;
【例題5】 2x²-162 を因数分解せよ。
 解説: 2x²-162=2(x²-81)=2(x²-9²)=2(x+9)(x-9)
&br;
共通部分を置き換えることで
簡単に因数分解できる場合がある。
&br;
【例題6】 (x-2)²-3(x-2)-10 を因数分解せよ。
 解説:x-2=aとおくと,(x-2)²-3(x-2)-10=a²-3a-10
 足して-3,かけて-10になる2数は2と-5より,
 a²-3a-10=(a+2)(a-5)=(x-2+2)(x-2-5)=x(x-7)
 よって,(x-2)²-3(x-2)-10=x(x-7)
&br;
作成日:2018年8月14日
更新日:2018年8月14日
&br;
*平方根 [#s3704e61]
&br;
この単元で登場する小文字は全て正とする。
aと-aはまとめて&color(red){±a};と表すことができ,
&color(red){プラスマイナスa};と読む。
&br;
【例題1】 2と-2をまとめよ。
 解説:2と-2をまとめると±2となる。
&br;
2乗してaになる数字を&color(red){aの平方根};という。
aの平方根のうち,負でない方を
&color(Red){√a};と表し,&color(Red){ルートa};と読む。
※0についても同様に考えると
0の平方根は&color(blue){0};であり,
&color(blue){0};は負ではないから√0=&color(blue){0};となる。
&br;
【例題2】 16の平方根を求めよ。 
また,√9の値を求めよ。
 解説:2乗して16になる数字は4と-4の
 2種類だから16の平方根は±4
 2乗して9になる数字は3と-3の2種類だが,
 負でない方は3だから√9=3
&br;
√aは面積がaである正方形の
1辺の長さとも言い換えられる。
よって,次の公式が得られる。
&color(red){(√a)²=a};
一般に,(-A)²=A²が成り立つから
A=√aとおくことで次の公式が得られる。
&color(red){(-√a)²=a};
これより,aの平方根は&color(red){±√a};と表せる。
&br;
【例題3】 17の平方根を求めよ。
 解説:17の平方根は±√17
※例題2においても16の平方根は
±√16と表せるが,√16=4と簡単な数字で
表せるので16の平方根は±4となる。
&br;
先ほど,√aは面積がaである正方形の
1辺の長さと説明した。正方形の面積が
大きいほど1辺の長さも大きくなるから
&color(red){aの値が大きいほど√aの値も大きくなる。};
&br;
【例題4】 √23と5の大小関係を求めよ。
 解説:√a=5とおくと,両辺を2乗して
 a=25と求まるから5=√25
 √23<√25より,√23<5と求まる。
&br;
公式(√a)²=aを利用すると
(√a×√b)²=√a×√b×√a×√b
=√a×√a×√b×√b
=a×b
=ab
{√(ab)}²=ab
これより,(√a×√b)²={√(ab)}²
A²=B²のとき,AとBの符号が一致するなら
A=Bが成り立つから次の公式が得られる。
&color(red){√a×√b=√(ab)};
同様にして次の公式も得られる。
&color(red){(√b)/(√a)=√(b/a)};
&br;
【例題5】 √2×√3 を計算せよ。
また,(√15)/(√3) を計算せよ。
 解説:√2×√3=√(2×3)=√6
 (√15)/(√3)=√(15/3)=√5
&br;
2,3,5,7のように正の約数が2個しかない
自然数を&color(red){素数};といい,自然数を
素数の積で表すことを&color(red){素因数分解};という。
&br;
【例題6】 60を素因数分解せよ。
 解説:60÷2=30 , 30÷2=15 , 15÷3=5より,
 割った数と最後の商に注目して60=2×2×3×5=2²×3×5
&br;
ある数字に√aをかけるとき,&color(red){×を省略できる。};
ここで,公式(√a)×(√b)=√(ab)を利用すると
√(k²a)=√(k²)×√a=k×√a=k√a
よって,次の公式が得られる。
&color(red){√(k²a)=k√a};
&br;
【例題7】 √48をa√bの形で表せ。
(bはできるだけ小さくすること)
 解説:√48=√(2×2×2×2×3)=√(2²×2²×3)=2×2×√3=4√3
&br;
ax+bx=(a+b)x および ax-bx=(a-b)xより,
xを√cに置き換えることで次の公式が得られる。
&color(red){a√c+b√c=(a+b)√c};
&color(red){a√c-b√c=(a-b)√c};
※√の中は足し引きできない。
例えば√4+√9=2+3=5より,√4+√9≠√13
&br;
【例題8】 √18-√8 を計算せよ。
 解説:√18-√8=√(2×3²)-√(2²×2)=3√2-2√2=√2
※1xのことをxと表すように1√2とせずに√2とする。
&br;
展開や因数分解の公式を
利用すれば複雑な計算もできる。
&br;
【例題9】 {(7+4√3)⁴+(7-4√3)⁴}²-
{(7+4√3)⁴-(7-4√3)⁴}² を計算せよ。
 解説:(7+4√3)⁴=A , (7-4√3)⁴=Bとおくと
 {(7+4√3)⁴+(7-4√3)⁴}²-{(7+4√3)⁴-(7-4√3)⁴}² 
 =(A+B)²-(A-B)²={A+B+(A-B)}{A+B-(A-B)}
 =2A×2B=4AB=4(7+4√3)⁴(7-4√3)⁴
 =4{(7+4√3)(7-4√3)}⁴=4(49-48)⁴=4
&br;
分数の分母に√を含むとき,分母の√を
分子に移動させることを&color(red){分母の有理化};という。
分母を有理化するには分母と分子に
同じ値をかければ良い。
&br;
【例題10】 1/√20 の分母を有理化せよ。
 解説:1/√20=1/√(2²×5)=1/(2√5)
 =(1×√5)/(2√5×√5)=(√5)/(2×5)=(√5)/10
&br;
展開の公式(a+b)(a-b)=a²-b²を利用すれば
分母が複雑な場合も分母を有理化できる。
&br;
【例題11】 1/(√5+√2) の分母を有理化せよ。
 解説:1/(√5+√2)={1(√5-√2)}/{(√5+√2)(√5-√2)}
 =(√5-√2)/(5-2)=(√5-√2)/3
&br;
作成日:2018年8月7日
更新日:2018年8月16日
&br;
*2次方程式 [#xab6bb5d]
&br;
(xの2次式)=0の形で表される方程式を
xについての&color(red){2次方程式};という。
&br;
【例題1】 2次方程式 x²=32 を解け。
 解説:x=±√32=±4√2
&br;
【例題2】 2次方程式 x²-6x+9=0 を解け。
 解説:x²-6x+9=(x-3)²=0 ∴x=3
&br;
【例題3】 2次方程式 x²=-8 を解け。
 解説:2乗して負になる数字は存在しない。∴解なし
&br;
上記の例題より,2次方程式の解は&color(red){0~2個};存在する。
2次方程式の解が2個のときは例題1のように
&color(red){±};で表す他に&color(red){カンマ};を用いて解を表すことがある。
&br;
【例題4】 2次方程式 x²-3x-10=0 を解け。
 解説:x²-3x-10=(x+2)(x-5)=0 ∴x=-2,5
&br;
移項することで解ける2次方程式もある。
&br;
【例題5】 2次方程式 (2x+1)(x-3)=3x²+x+6 を解け。
 解説:(2x+1)(x-3)=2x²-5x-3より,2x²-5x-3=3x²+x+6
 左辺を右辺に移項して両辺を入れ替えると
 x²+6x+9=(x+3)²=0 ∴x=-3
&br;
2次方程式の中には因数分解できないものもある。
そういうときは,両辺に数字を加えたり引いたり
してから因数分解すれば良い。こうすることで
どんな2次方程式でも解けるようになる。
ax²+bx+c=0 (a≠0) の解を求めてみよう。
&br;
ax²+bx+c=0 (a≠0)
4a(ax²+bx+c)=0
4a²x²+4abx+4ac=0
4a²x²+4abx=-4ac
(2ax)²+2(2ax)b=-4ac
(2ax)²+2(2ax)b+b²=b²-4ac
(2ax+b)²=b²-4ac
2ax+b=±√(b²-4ac)
2ax=-b±√(b²-4ac)
x={-b±√(b²-4ac)}/(2a) 
&br;
解の公式Ⅰ: ax²+bx+c=0 (a≠0) のとき
&color(red){x={-b±√(b²-4ac)}/(2a) };
&br;
【例題6】 2次方程式 2x²+5x-1=0 を解け。
 x=(-5±√{5²-4×2×(-1)})/(2×2)=(-5±√33)/4
&br;
xの係数が偶数のとき,解の公式は次のように表せる。
&br;
ax²+bx+c=0 (a≠0 , b=2b')
x={-b±√(b²-4ac)}/(2a) 
=(-2b'±√{(2b')²-4ac})/(2a)
=(-2b'±√{4(b')²-4ac})/(2a)
={-2b'±√(4{(b')²-ac})}/(2a)
=(-2b'±2√{(b')²-ac})/(2a)
={2(-b'±√{(b')²-ac})}/(2a)
=(-b'±√{(b')²-ac})/a
&br;
解の公式Ⅱ: ax²+2b'x+c=0 (a≠0) のとき
&color(red){(-b'±√{(b')²-ac})/a};
&br;
x²の係数が負のときは両辺に-1をかけると良い。
&br;
【例題7】 2次方程式 -3x²+8x-2=0 を解け。
 解説:3x²-8x+2=0より,3x²+2(-4)x+2=0
 x=(-(-4)±√{(-4)²-3×2})/3=(4±√10)/3
&br;
xの部分がax+bの形ならば,ax+bをまず求める。
&br;
【例題8】 2次方程式 5(3x+2)²+6(3x+2)-3=0 を解け。
 解説:5(3x+2)²+2×3×(3x+2)-3=0より,
 3x+2=(-3±√{3²-5×(-3)})/5=(-3±√24)/5=(-3±2√6)/5
 3x=(-13±2√6)/5 ∴x=(-13±2√6)/15
&br;
作成日:2019年2月21日
更新日:2019年5月5日
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*コメント欄 [#rb63a000]
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